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大好きです。



どうして自分は演劇が好きなんだろう?

学生の頃、演劇部とか凄く馬鹿にしていたのに、今となっては演劇よりも夢中になれる事が他にハ見当たらない。

1つの劇場公演を現実化するのに、時間とお金と体力と精神を、必要以上に消費する。だけど、それ以上の見返りがあるかと言えば、物理的なものは、そんなに無い。それは俺が無名であるからだと思う。

でも、有名になりたいのではない。有能になりたいのだ。
無名が恥ずかしいのではない。無能が恥ずかしいのだ。

3日目が終わり、驚いたことがあった。

終演後、お客さんが劇場のロビーに出てくるのが、遅かった。いつもより、かなり遅かった。きっと余韻に浸ってくれたのだと思う。こんなことは初めてだ。

俺は自己中心的な人間。

もう、やりたいことしか出来ない人間。そのために色々な事を犠牲に自分の首を絞めつけながらしか生きられない人間。

そんな人、色々な世界でいると思う。

俺、演劇と出会って良かった。
演劇は俺に色々なことを教えてくれたし、色々な人とも出会わせてくれた。

演劇サイトこりっちで、ありがたいことに、とても評判が良いようです。

素直に嬉しいです。

そして、今回の公演に携わってくれている俳優、スタッフに心から感謝の気持ちで、言葉に出来ないです。

ああ、俺は言葉を知らない無知な劇作家だと、ここで悲観的になってしまいます。

みんな、ありがとう。
本当にありがとう。

大好きです。



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悪あがき。


二日目が終わり、残り8ステージ。
これまでご来場下さった皆様、ありがとうございました。
これから観に来られる皆様、劇場でお待ちしております!

正直、集客に今回は苦戦している。

チラシから想像させることがネガティブになっちゃうのかな?
俺には、今回のチラシ、あの二本の松の木が強く生きる姿にしか写らない。
そして観て頂いたお客様からは暖かいお言葉を頂けて、しっかりとした手ごたえを感じている。

まだまだチケット残っていますので、お時間ありましたら是非、八幡山のワーサルシアターに来て下さい。
きっと、記憶に深く残る、そんな時間を過ごせると思います。

日付も変わり、今日は夜公演だけ。
劇場入り、初日、二日目と、かなりタイトなスケジュールだっただけに
今日くらいは皆をゆっくり休ませたいと思ったけど12時から稽古をすることにした。

理由は至って簡単。悪あがきだ。もっと良くしたいだけなのだ。
今日の夜公演、楽しみにしていてください。




TOKYOハンバーグProduce Vol.11
◆ワーサルシアター提携公演◆

、あるいは、それは

作・演出/大西 弘記
2012年3月27日(火)~4月2日(月)
ワーサルシアター(京王線八幡山駅より徒歩1分)

【タイムテーブル】

≪携帯からの予約はこちらどうぞ≫


CoRich舞台芸術!
■3月27日(火)、28日(水)14:30、30日(金)14:30は特別料金(前売:2.500円、当日:3.000円)でご覧頂けます。

【チケット料金】発売日2012/2/10(金)
1前売/3000円
2当日/3500円
3初日・平日マチネ割/2500円
4学生割引(高校生以下は2500円※要証明書)

【劇場】
公演会場/ワーサルシアター
会場住所/杉並区上高井戸1-8-4 Toyaビル.3 B1F
TEL&FAX/03-6310-6683

愛、あるいは哀、それは相。


劇場入りして27日の19時半に初日が開幕する。

TOKYOハンバーグ11回目の公演『愛、あるいは哀、それは相。』は、
観に来て下さる皆さんの心に、どのように映るのだろう?

考えてみれば初日前夜ってのは毎回眠れない。

有難いことに初日の今日はもう少しで満席になる。
けれど、明日以降は、まだまだお席に余裕がある。

日付も変わり、劇場入り、仕込み、場当たり、エトセトラ・・・
メンバー、客演さん、スタッフさんたち、今日はお疲れ様でした。

明日も劇場入りが早くて、恐らく今頃の時間帯は、一日が瞬きする間に終わってしまった的な感じになっているんだろうけど、その瞬きする瞬間を感じて過ごしたい。

TOKYOハンバーグ、なかなか素敵な芝居を魅せますよ!




さて、

俺は今から少しだけ、

本当に少しだけ

次回作の

執筆に

勤し












葛藤と存在。

日付も変わり昨日が最後の通しだった。
それが終わって、俺は確かな手応えを感じた。

演劇を通して、演劇を越えてゆく。

そんな感じがした。

通す前に音源を制作している清見から、最後の曲が届いた。

『初雪』

戯曲を読ませて、彼が彼なりにTOKYOハンバーグの芝居を感じて、生みだした音楽だ。

言葉に出来ないって、こういう事だと思った。

嬉しかった。
その曲をいきなり使用しての通し稽古。

出演者たちの想いが、やっと表に出た。

この戯曲を書いて良かったと心から思った。
福島まで取材に行き、俺の心と身体すべてで感じたことが戯曲となったけど、第二稿を書いている時は、不安で堪らなかった。

芝居をするってことの怖さと覚悟を五臓六腑に感じた。

でも、今は、書いて良かったと思っている。
勿論、劇場で芝居を観た人達が何を思ってくれるのか考えると怖いけど。

劇作家として、こんなにも書いて良かったと思う作品は初めてだ。

だから沢山の人に観てほしい。
俳優たちが、舞台の上で、どんな風に生きる事の葛藤を抱え、存在しているのかを観てほしい。
彼らは本当に素晴らしい表現者たちです。


まだまだチケットあります。

是非、観に来て、その世界を感じ、考え、自分なりの答えを探して下さい。

演劇は本当に素晴らしいです、本当に。

キャスト紹介です!


その後、東急ハンズに初日まで10日と迫った公演『愛、あるいは哀、それは相。』の小道具を探しに行った。

今回の出演者たちの紹介をしておきたい。
ちょっと一片に書いたから誤字脱字あったら、ごめんなさい。


宮浦 修二(ナマイキコゾウ)
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宮くんと呼んでいる。宮浦とも呼ぶ。彼は俺と同級生で出会ったのは、今から10年くらい前だ。アルバイト先ね。彼は真面目に仕事をするタイプ、俺は不真面目なタイプ。だから俺が、そのバイト先を辞めるまで、本人も役者をやっているとは教えてくれなかったんだよね。それからお互いの芝居を観に行く程度でしか付き合いがなかったんだけど、前回の公演で舞台監督やってくれないか?と俺が誘った。最初は不安がってたけど、ちゃんと最後まで責任もってやってくれた。そして今回は役者として。本当はこっちが当然なんだよね。彼は演劇集団円にいたそうだ。今はナマイキコゾウという劇団のリーダー的存在。言動も行動も気持ち良いタイプ。芝居もしっかりしていて、今回は相良計人役を演じているが、お願いして良かったと心から思う。技術もしっかりしていて、舞台に立つという事をちゃんとしている俳優。心強いです。


菊地 理恵(アクロスエンタテインメント)
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キクリンという愛称。俺もそう呼ぶ。時には菊地くんとも呼ぶ。彼女はハンバーグ2回目の出演。前回の『百光年の詩』では、クールな女学者を演じていた。今回は、まったく逆で中々面白い。友近由紀役はキクリンにピッタリだと思っている。彼女はスタジオ入りしてから、毎日のように稽古場に入るのが一番なんじゃないかな?18時からなのに、15時くらいには来ているんんじゃないかな?スタジオで一人、変な声で発声をしている。それが笑えるし可愛い。オバカさんを演じているけれど、気が利いて、とても努力家なんだよね。でも、彼女は色々と悩んでいる様子。色々なアドバイスをしてあげたいけど、言われたくない事もあるだろうからね、そこら辺は、もう少し距離が近くなってから話したいと思っている。


石原 友武(TOKYOハンバーグ)
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ハンバーグ末席に座る石原。友武と呼ぶ時もある。ハンバーグで一番心優しい奴。そして変な奴。変態。スケベ。激しく不器用。真面目。学歴はあり。まあ、突っ込みどころ満載な奴だけれど、彼の素晴らしさが芝居に出てくると、凄い俳優になると思う。何故ならば、石原は誰にも持っていないものを持っているからだ。でも、今はそれを活かせない。俳優とは、そう簡単になれるものではないし、修行を積んで初めて俳優と言える。彼は修行中の身であり、それを実践で積めるなんて幸せな野郎だ。俺は石原を本気で良い俳優に育てたい。今回は五木勉役に悪戦苦闘しています。

金重 陽平(TOKYOハンバーグ)
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池田義弘役を演じる金重は2008年にハンバーグに入った。メンバーの中では一番若い。そして俺の作品に一番出ている俳優だ。然し、今までは稽古中、劇場に入ってでも、色々な人に迷惑をかけてきた。芝居も、散々、俺に付けられ、ロボットのように板の上にいた。然し、今回の稽古を見て思うのが、今、凄く成長している。そうか、成長しないと思っていたけど、4年くらい俺に叩かれれば成長するもんなんだと、俺は正直、嬉しい。変な笑いに走るところがあるけれど、そんなのは必要ない。俺が成長していると思う面は、人間の感覚を具現化しているところだ。ようは芝居の勘が良くなってきているのだ。割りと繊細な奴なんだ。でも、くだらない事で俺にドヤサレルのは昔も今も変わらない困ったちゃんなのだ。


新妻 さと子(タートルプランニング)
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新妻くんはご存じの通り、美人です。何でも鑑定団という番組で彼女の姿が見られます。ハンバーグに出演するのは3回目。よく頑張っていると思う。努力家だし。彼女はとても自分が強い。あんなにも綺麗なのに割と頑固。それが良い方に走ると言うまでもなく、悪い方に走ると、どうなっちゃうんだろう?俺は、そっちじゃなくて、そっちだよというのが仕事なので、遠慮せずに色々と注文をする。彼女も三回目の出演なので、受け入れる体制が整っている。そう信じたい。だから残りの稽古で、どれだけ彼女を海咲三姉妹の次女である美帆役として舞台の上で生かす事が出来るのか、もっともっと追い込みたい。舞台の上で表現するということを、徹底的に求めたい。さすれば、彼女は素晴らしい女優であることを証明できると思う。

土屋 士(TOKYOハンバーグ)
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ツッチーです。伊藤正次演劇研究所の先輩です。でも今は先輩後輩という感じではなくなりました。俺が生意気なのもあるけれど、彼の心の広さでもあると思う。でも、ツッチーは42歳になるので、中々折れられない個所も。そして最近はビックカメラに向かったつもりがヨドバシカメラにいたという、そう、ちょっと、ボケ?がはじまってしまったのか?とメンバーから心配される時も多々。この人から感じるのは、本当に演劇というものを愛しているという事です。俳優の仕事だけを知っていれば俳優は良いのに、制作面での仕事も愛してやまない。ひっくるめて演劇馬鹿なんです。そんなツッチーを見ていると、俺は、この人の後輩で良かったと思えるんです。たまに、シバクぞ?と言いたくなる時もありますが、そんな時は言うんですが、その度に喧嘩するんですが、腹の底から憎めない人なんです。今回は河谷邦久役を不器用に演じています。そして来年は土屋を主演に戯曲を一本書きます。


西村 舞子
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西村さん。とても素直な女性です。芝居を見ていると、この人は本当に丁寧で優しい生き方をしているんだと感じます。ハンバーグ出演は二回目になり、もう俺らと芝居してくんないかなって思ってたんですけど、今回思いきってオファーしてみたら出演してくれる事になりました。ある意味、一番嬉しかったです。西村さんは本当に熱心な方で、芝居も安定してい、演出する立場としては、とても信頼出来る女優さんです。そして、可愛らしいんです。何がって?キャラだよ、キャラ。稽古場では誰も気付いていないだろうけど、俺は知っている。西村さんは、すっとんキョなところがあるんです。それがね、もう可愛いんです。年上の女性に向かって可愛いって失礼になるのかな?でも、本当にそう思うんだから仕方ないじゃない。そして瞳が綺麗なんだなぁ~。西村さんは河谷律子役を演じるのですが、執筆中、凄く西村さんを想い浮かべて書きました。本人とはまったく別なタイプなんですが、良い感じです!


光藤 依里(エアーズロック)
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光藤くん。みんなからはエリリンと呼ばれているのかな?若干17歳の感性豊かな女優です。稽古場には制服で来るというサービス!あ、違うか。現役高校生の彼女は、芝居をやっている大人たちをどう見ているのだろうと、いつも考えます。思春期という時期、芝居と向き合い、大人たちの中で一生懸命に頑張っています。京都出身で親元を離れて、お兄さんと生活しているそうです。俺も高校時代は寮暮らしだったから、なんとなく、あの頃の自分を投影して彼女を見てしまいます。ハンバーグ二回目の出演で、ワークショップトレーニングも二期(6カ月)受講しました。謂わば、俺の教え子でもあります。彼女の声が好きです。たまに、ケケケケケとか、へへへへへとか、笑うのです。反則じゃねーか!って思うくらい可愛いです。今回は海咲三姉妹の三女である夏帆役を演じています。とても良い感じで人物を構築していると思います。愛想笑い、合わせ笑いをしなくなったら、もっと素敵な女優になると思います。



朝戸 太將
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朝戸くん。彼は大学一年生です。俺が、用賀地域振興会から演劇ワークショップの講師を依頼された事がありまして、その時に受けに来たのが出会いの始まりでした。それから光藤くんと同じでハンバーグワークショップトレーニングを二期受講して、前回の公演も出演しました。彼はハンバーグが俳優としてのデビューだったそうです。芝居に夢中に為りすぎて本業の勉学を疎かにしないか心配ですが、まあ、頑張ってくれるでしょう。彼の素晴らしいところは、集中力です。漠然としていますが、相当なものです。そして勉強の仕方をしっているんです。俺の19歳の頃とは雲泥の差ですよ、本当に。そういえば、こんなエピソードがあります。彼が稽古中に俺に何か聞きたい事があって台本を片手に話しかけてきました。『先生、これって、こういう意味なん・・・あ、間違えた。大西さん、これって、こういう~』彼は東京大学の学生。そう、俺は東京大学の先生と同じように思われているのです!はははは。芝居なんてしなくて勉強を頑張っていれば、間違いなく、この国を動かすようなポジションの仕事に就けるのに、芝居なんかに夢中になって、茨木のご両親に申し訳ない気持ちで俺は一杯なので、せめて彼が舞台の上で、俳優として生きているのをお見せする事が出来ればと思っています。そんな彼は今回、東風平要之助役を演じています。


正村 徹(TOKYOハンバーグ)
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てっちゃんです。今ではハンバーグのメンバーですが、旗揚げから何かしらで手伝ってくれていて、過去公演すべてのチラシに名前が記載されています。もう俺とてっちゃんだけです。ずっと、そうあってほしいと思うのが彼への思いで、今は1児のパパです。彼も本当に不器用なタイプで嘘を付けないんです。ですから、稽古の最初はいつもスタートが遅い。今回も遅い。でも、一つ心を掴めば、すべての回路が繋がる彼の役作りにいつも感銘を受けます。今回は、そろそろかな?まだまだかな?すべては彼次第です。今回の公演PVは彼が作成しました。そして福島取材も同行してくれました。チラシの写真は彼が撮影したものです。彼も俺と同級生で、なんちゅーか、そういう親近感はバリバリです。芝居以外の話をしている時は幼馴染といるような気持ちにさせてくれます。素敵な俳優です。今回は甲本郷道という役を演じています。


富 真道(ULPS)
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富さん。富さんはハンバーグ3回目の出演になります。稽古終わると、すぐに鞄からワンカップを出して飲み出します。歩くのが好きで、稽古場から2時間半もかけて歩いて帰るそうです。今はスタジオが川崎だから流石にないだろうけど、歩くのが好きなんだそうです。歩きながら芝居の事を考えているんだそうです。だから、あんな面白い芝居を見せてくれるのかな?自身が所属する劇団ULPSでは比重の大きい役をやっていますが、ハンバーグでは、というより、俺がご自身の劇団でやっていような役どころを任せません。富真道という俳優をとても贅沢な起用の仕方をしています。今回もそんな感じで蓑田定役を演じています。最近はちょっと加齢臭がします。それも役作りなんだと信じたい!47歳最年長、もっと身体を労ってほしいところです。良い俳優なんですから。


相原 奈保子(TOKYOハンバーグ)
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相原。いつの間にか相原と呼び捨てで呼ぶようになっていました。知っている人もいるでしょうが彼女がハンバーグの舞台に立つのは1年4カ月ぶり。つまり復帰公演になる訳です。1年4カ月前、彼女は舞台を降板しました。しましたというより、俺がその選択を選びました。俺に降板させられてしまったのです。もうハンバーグ辞めちゃうかなと思いました。だって芝居はハンバーグ以外でも出来る訳ですから。でも彼女はハンバーグで芝居がしたいと言ってくれました。俺は、その時も相原奈保子を日本一の女優に育てたいと思いました。今も変わりません。降板させた理由は個人的なことです。そして復帰します。海咲三姉妹の長女、真帆役としてハンバーグの舞台に帰ってきました。ハンバーグはご存じの通り、6名でうち5名が男性です。その中で女性一人奮闘しています。責任感があり、とても大切なメンバーの一人です。今稽古では技術的なブランクは感じません。ワークショップトレーニングを積んできましたから。然し、感性というところでは、まだまだ。これは以前から俺が彼女に求めていることです。とは言っても、彼女をどこの劇団に出しても他の女優に負けないと思います。本当に素晴らしいから。だから、もっともっと求めるのです。女性としての面は、殆ど知らないけれど、女優としての面は誰よりも知っているつもりです。俺がこの先、あと何本戯曲を書けるのか、そんなことはわからないけれど、その戯曲を立体化させてゆく中で、いつまでも彼女には存在してほしいと心から思っています。多分、俺は相原奈保子という女性ではなく、女優に惚れているのだと思います。この気持ちは一般の方には理解できない、摩訶不思議な感覚なのです。


以上、キャスト紹介でした。
金重のブログでもやっているので、是非、覗いて下さい。

今日も、稽古。
一日一日を精一杯呼吸します。



ビューティーレーベル



日付も変わり、昨日は夕方からビクターのスタジオに行った。

テーラー寺田さんを偲ぶ会だ。

本当に大勢の方が来られていた。
レピッシュやCoccoさんもいた。

死んじゃってから知る寺田さんの凄さ。

寺田さんの遺影、とっても可愛い笑顔だった。
今にも話しかけてきそうな感じだった。

そうか、あの写真が寺田さんの最も輝いていた頃の表情だったんだなっと手を合わせながら思った。俺といっしょに飲んでいる時でも、瞳の奥から俺と同じくらいの若さを感じたけ。だから、面白そうな人だと思ったし、もっともっと話したいと思ったし、これからの俺の芝居も観てほしかったし。

人は死ぬ。

だから、その時まで精一杯に呼吸しろよ。
遺影の寺田さんが、そう言っているような気がしたんだ。

ビクターの皆さま、そして寺田さんのお父様、お兄さん、お姉さん、もう一度、寺田さんと会わせてくれて本当にありがとうございました。

俺は寺田さんと出会えて本当に嬉しいです。


俺たちは演劇をやっている。


数日前からスタジオ入りして稽古を進めている。
とても良い空間で凄く気に入っている。
稽古内容も段々と骨格が出来てきた。

生意気な言い方をすれば、彼らたちが何の目的を持って、自分のやっている事が何なのか、それが具体的に見えてきたので、俺は良い結果しかイメージが湧かない。

でも、まだまだ。

今日、稽古中に地震があった。
千葉で震度5強。

稽古は一旦中断して、また再開した。

今回の作品はチラシを見てもらったらわかるように、あの日が題材になっている。でも、あの日を直接的に描いてはいない。そして今も尚、色々な現実問題が軋めく中、その軋む音に苦しんでいる人がたくさんいるにも関わらず、俺たちは演劇をやっている。

理由は、演劇とは、その軋んだ世の中と対峙する行動だと思っているからだ。
そして、過去、現在、未来を再生する行動だとも。

演劇は俺にたくさんの事を教えてくれた。
大勢の人たちとの出会いも与えてくれた。
だから俺にとっては意味深い。

今、何を再生しなければいけないのか?
今、世の中の何と対峙しなければならないのか?
一年前のあの日から更に強く思うようになった気持ちが今回の作品となった。

それが俺の行動だ。

明確な答えはないのかもしれない。
あるのは気の遠くなるような現実問題ばかりなのかもしれない。

その心境が、素直な気持ち。
だから、演劇をやりたいと思う。



今、俺が精一杯に演劇が出来るのは、色々な人達の支えがあってだと、
今更ながら痛感している。
人がいるのだ。
人の存在。
それは凄く尊い。

俺も誰かの尊い人でありたい。

『愛、あるいは哀、それは相。』是非、観に来て下さい。

幾つか生みだしてきた作品の中で、
最もアイデンティティーを感じて頂ける作品です。

書いた俺が言うのだから間違いないのです。



稽古場での一枚。
コピー ~ P1020259
みんな、満面の笑顔でしょ?
これはね、俺の一言が、みんなを笑顔にしたんです。
何を言ったかは、劇場に来た時、俺か出演者に聞いてみて下さい。
多分、聞いたら笑顔になれますよ。

さて、日付も変わり、今日も稽古。
今日は協賛してくれている小林農産から頂いたお米をタイマーでセットしてきたので
明日はスタジオでそのお米を頂きます!

所謂、炊き出しってやつです!
楽しみです。

小林農産のヒデさん、ありがとうございます!




生きている証。


前にもブログで書いた事。

役者の【やりたいこと】と【やらなければいけないこと】というのは、役者が演じる人物の立体化の過程で、必ずしも一致しない。

一致していれば何も問題なく、問題が無い中での、人物に近づくための問題を発見して、段々と自分の演じる人物が見えてくるのだと思う。

一致していない場合、【やりたいこと】が強いと【やらなければいけないこと】が煩わしくなり、段々と【やりたいこと】だけをやってしまう。

それは、自分思考で舞台の上に立っているという事になり、登場人物の人生を歩んでいるのではなく、自分の人生を歩んでいることになる。

登場人物の思考や感情や心情を探すこと、それを具現化させることが役者の【やらなければいけないこと】だと、俺は思っている。

思考とはその人物の状況と心境から『今』をどうあるべきか考えること。
感情とはその人物の周りで起こっている事や他者から何らかの影響を受けた『今』を感じること。
心情とはその人物の心の中で『今』思っていること。

日本語だからニュアンス的にはわかっているのだろうけど、そのニュアンスというのが曲(くせ)になる。ニュアンスとはあくまでもニュアンス。感情移入しろといえば、ただただ声を張り上げる、そんなのは感情移入ではない。

喜怒哀楽という言葉がある。然し、人間の感情は、その4つだけではない。喜怒哀楽の四文字の間に無数の感情がある。もっといえば、喜怒哀楽の【喜】にも無数の【喜】がある。他の怒哀楽も同じだ。

無数の感情には、無数の理由がある。
その理由を探る事、近視眼的にではなく、深層心理の面から探ってほしい。

自分発信で進めなきゃいけない時もあるだろうけど、それにも理由がある。そして自分から発信するのなら、それを受信する相手がいるという事だ。自分から発信して相手が受信した時に相手はどんな顔をしている?どう感じたと思っている?そして何を言う?日常ではそれが当たり前で生活を送っている。そのことの思考は一瞬で回る。

芝居だと、その一瞬が回らない。何故なら、次に何を言うか、その次に自分は何を言わなければいけないのかを知っているからだ。

相手の発信を自分が受信した時に、何を思う?感じる?動く?それは相手の発信したモノをちゃんと受信しない限り、何も生まれてこない。ただ、用意された台詞を放つだけで終わる。 今回も徹底的に、そのことに拘りたい。

生命漲る登場人物たちを生命溢れる役者たちが演じるような。

ちなみに冒頭で書いた【やりたいこと】と【やらなければいけないこと】というのについて、どんな戯曲の登場人物をやるにしても、役者の【やらなければいけないこと】というのが【やりたいこと】という認識だと、その役者は登場人物の存在を探す。

これって自分が好きなのか、芝居が好きなのかっていう話にもリンクする。

自分は、どっちなのか?その事にすら気付いていない演者も演劇界には多い。自分を認識することは自分の方向性や可能性を見出す要素にもなるのではないかと思う。

心とは目に見えないものだ。どれだけ演者が、自分は心で演じていると言っても、果たして、その心が客席にいる人間に見えるのか?見えていなくとも、自分は心で演じているんだと開き直るのか?見えないと言われたら見えない人間が悪いとでも言うのか?それとも自分の非力を痛感するのか?



現在の稽古。

演出的に段々と踏み込んでいる。
演者たちに色々と問う。

納得しているか、ではなく、認識しているかを問う。勢いなんかで芝居をしてほしくない。いや、勢いも大事だけど、もっと大事な事がある。それを言葉にするのは簡単。だからしない。

俺は余力なんか残したくない。
今までに培ったすべてを費やしたい。
演者たちにも、それを求める。

無いものは出ない。
あるものしか出ない。
然し、あるものも出せないのなら、それはせつない。
あるものを出し切った時、無いのもを、やっと得る。

それが成長だと思っている。

俺は演者たちをリスペクトしている。
だからこそ、本気で向き合う。
彼らが、俺をどう思っているのかなんて考えない。
俺が彼らをどう思っているのか、そこに比重を置いている。

ほんの少しだけ、本当にほんの少しだけ、やっと演出というものが、わかってきた気がする。

やりたいだけじゃ出来ない。
理解していないと。
演出とは、何をする人なのか、認識していないと。

散々、やりたい放題にやってきた。
それを見守ってくれる人たちがいるということを知った。
そして、応援してくれる人、俺を信じてついてきてくれる人がいるということ。

その支えの上で俺は生きている。
うん、俺は生きているんだよ。

温度がある。

『愛、あるいは哀、それは相。』にも温度を吹き込む。

それが俺の精一杯の生きている証。



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