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『メッセージ』&キャスト紹介!


6月24日から入ったスタジオ稽古も終わった。
一日だけ休みを取り、毎日朝から通ったスタジオを去るのは、やっぱり寂しいという感覚と、え?もうそんなに日にちが過ぎたのという感覚が混沌としているが、寝ても覚めても、今から6時間後には劇場入りだ。

今回は三日間の仕込み日を用意して8月2日の劇場入り4日目が初日。

両作品とも、本当に面白い仕上がりです。歴史上の演劇というシーンで色々な作品が上演され話題になってきただろうけど、俺の感覚では、名の売れた劇団、演出家、劇作家に負けないような気がするよ。

なんでかっていうと、ちゃんとしたメッセージがあって、それを客席に心で伝えられる方法を積み重ねてきたからさ。

ようは自信の無いものなら表に出さないって話。
それが自論であり持論だからね。

8月4日の14時半の部(口紅を初めてさした夏)は前売りが完売になりました。ありがとうございます。他の日は、まだ余裕がありますので、お早目のご予約お待ちしております。



キャスト紹介!!!!




DSC (90)
金重陽平

TOKYOハンバーグメンバーであり、俺の作品に一番出演している金重。TOKYOハンバーグが、まだ俺一人だった頃、出演者募集に応募して第四回公演『蟻の巣』に出演して、そのままメンバーとなった。誰よりも俺に怒鳴られ、誰よりも俺に芝居を付けられ、誰よりも可愛がったつもりではいる。本人はどう思っているからは知らないが、前回の公演から、やっと少しずつではあるが成長を見せてくれている。今回は2年前に出演した『口紅を初めてさした夏』の方に再び出演。初演時は丸山元一役だったが、今回は本山三之助役を演じている。金重らしい感じになっていて中々面白い。もっと色々な面での成長も期待しているが、やっぱり金重は俳優であり、その面でちゃんと成長してくれているのが素直に嬉しい。彼がこの先、どんな俳優になってゆくのか、例えばTOKYOハンバーグが無くなってしまっても、俺は彼の芝居を観に行くだろうし何かしらのアドバイスをしてあげたい。金重が望むかどうかは知らないが。金重よ、俺は、いつか、本当にいつか、お前を主演として戯曲を一本書くってのが、お前がTOKYOハンバーグに加入してからの、新しく増えた俺の夢の一つなんだいうこと、ここに綴っておく。言葉にするのは簡単だから、一度も言った事がないし、ブログに書いた事もないけれど、今回だけは、俺とお前の為に残しておくよ。



DSC (164)
さわたりちひろ

TOKYOハンバーグに俳優としては初出演。然し、舞台美術で、ここ最近の公演ではずっと携わってくれているさわたりさん。自身では宮沢賢二の芝居をやっているそうだ。さわたりさんは、まずキャラクターが濃い。手足が長くてカッコいいおじさま。然も、ロン毛!声も優しい感じ。芝居も面白い。そして今回の舞台美術もさわたりさんがやってくれている。こないだの稽古ではスタジオ入りして早々に階段で躓き、その数十秒後には段ボールを俺の頭上に落としそうになり、かなりの疲労が溜まっている様子。見た目が若くても、やっぱり53歳。色々な面で無理難題を押し付けて本当に申し訳ございません。でも、さわたりさんはその無理難題にちゃんと応えてくれる器を持ち備えて、TOKYOハンバーグとお付き合いして下さっています。今回は『夏の終わりを告げた手紙』で五十嵐工役を演じてくれている、然も、すげー味があって、はまり役。いや、俺があて書きで書かして頂いているから、尚更。俺が学生時代にこんな先生に出会いたかったって思わせてくれています。



キャスト紹介も大詰め!残すは、あと4人!!!

もう少し待ってね!!!!






201208チラシ表1 201208チラシ裏1



『口紅を初めてさした夏』(大西弘記専用)

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『夏の終わりを告げた手紙』(大西弘記専用)

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キャスト紹介だよー!



キャスト紹介するよ。
残り10人のうち4人。

まずは『口紅を初めてさした夏』チームから美人の2人だ!!!


DSC (5)
山口麻衣加

TOKYOハンバーグ初出演の山口さんは今回のオーデションを受講して出演する事となった。オーデション時はクオリティー高い韓国人のモノマネを披露。器用に見えるが何気に下積みが長いので、とても努力を積み重ねてきたのだと思う。今公演の稽古には他の公演が二本も重なっていて一か月遅れの参加だったが、広瀬響子役を演じるにあたって遅れを感じさせない仕上がりになってきている。見た目は派手に見えるが、内面はわりと地味かもしれない。そして自分でも男っぽいと言っている。が、俺にはどの角度から見ても女にしか見えない。見た目は勿論、芝居も色っぽく芝居をする。



DSC (54)
大沼絵里

山口さんと同じくTOKYOハンバーグ初出演で今公演のオーデション受講者。彼女は声に特徴を持っており、美声だ。声優にも向いているかもしれない。表現の面では、経験が浅いため、寺岡美佐江役を演じるにあたって四苦八苦している。ちょっと打たれ弱い?ダメ出しをするとフリーズする?といった面もあるが、自分の殻を破る事が出来れば、一気に成長しそうな予感のする人。俺は俺の経験から彼女にしてあげられるアドバイスを全部してあげたいと思う。



そして『夏の終わりを告げた手紙』チームからも2人いくよ!!!



DSC (186)
重松和世

TOKYOハンバーグ初出演の重松さんはスタイルが半端なく良い!手足が長いだけでなく、御顔立ちも綺麗で申し分ない!然し、酒豪。毎日自宅で酒を飲むそうだ。確か、今回の公演に出演するにあたって、俺と初めて会った時も話し合いのあとに立ち飲み屋で焼き鳥を食らいながら酒を飲んだ。重松さんは元CBCのアナウンサーをやっていたそうで、現在もラジオのパーソナリティーをやっていらっしゃる。だから喋りのプロなのだ。そんな綺麗な重松さんは一之瀬五月役を楽しそうに演じている。



DSC (116)
萩田博之

TOKYOハンバーグには俳優としては初出演。3年前に『月光の在り処』という作品を二都市で上演した時に片方の公演の舞台監督をやって頂いた。気配りの出来る人だなぁ~というのが、その時の印象。それは今回の俳優としての参加にあたっても感じる。萩田さんは、現在も本番中。新橋演舞場のスーパー歌舞伎に出ているのだ。その舞台は今月いっぱいまで上演されるのだが、昼公演だけなので、本番が終わればTOKYOハンバーグの稽古場にやってきて清水優輝役を構築している。演出する立場としては信頼おけるタイプ。少しでも良くしようという意欲を感じる俳優。



さあ、6月24日から毎日通っているスタジオとも明日でおさらば。
満を持して最終稽古を終えたいね!
うん、そのために一瞬一秒を生きよう。







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『おれはおきゃくさん』&キャスト紹介!

他の演出家は、どういう風に演出というものをやってゆくのか俺は知らないけれど、俺の場合は、常にお客さんの視点というのを考えて演出してゆく。

勿論、演劇的要素というのも大いに考えて演出してゆく。然し、やはり観てくれる人がいて成り立つ演劇だ。どうしても、お客さんの視点は外せない。それは媚びるとか、そういう事ではない。

演劇を観にくる人の中で、お目当ての俳優がいて、その俳優が舞台の上にいるだけで、喜んでくれる方々もいる。そういう俳優は幸せな俳優だ。

然し、観衆とは舞台上に求める『漠然とした何か』があり、創作側は『漠然とした何か』を芝居で具体的に体感させるのが役目だと思っている。

それは突き抜ける演劇ではなく、繋がる演劇だ。

舞台上と客席が繋がる。とっても素晴らしいことだと思う。そして繋がるとは、劇場という空間で、1時間30分そこそこの時間で、作品を共有するということだ。

その共有を俺はコミュニケーションだと認識している。

いや、一方的な演劇もあるだろうけど、俺が愛する演劇とは、そういうことだ。だから、それを追及探求するにあたって、何の迷いもない。

迷うのは繋がるための方法論と、人への接し方。

世界には自分と自分以外の人しか存在しないわけだし、眼の前や隣にいてくれる人たちと、どれだけ想いやれるか、さすれば、きっとイジメなんてなくなるんだと思う。

戦争だって。

夏だ。メディアでは戦争特集があるだろう。本当は夏だけじゃなく、春夏秋冬やるべきなのに。

話が逸れた。

おれはおきゃくさん。

日付も変わり、昨日は『口紅を初めてさした夏』の終日稽古だった。といっても18時までは抜きでシーンを当たり、俳優達は時間をずらして稽古場入りする。

夜は通した。やっと、ここまでこれたという印象。面白かったし、切なくもなったし、何よりも俳優たちの気持ちが作品の世界観と登場人物の心を掴みだした。

もう、あと少しで俺の掌から人物たちは離れてゆきそうだ。少し寂しいけど、それ以上に嬉しくもある。手応えをしっかりと感じた稽古だった。でも、まだまだ不足しているシーンもある。残された時間、彼らと、いっしょに歩み、いっしょに悩み、いっしょに喜びたい。

繋がる演劇。それは『明日も頑張ろう』と思って頂けるような演劇でもある。そのためだけに、残された稽古を積み重ねてゆきたい。


そして、今日(現在深夜4時前)は9時からラジオで宣伝してくる。最近では、スマホのアプリでもラジオが聴けるらしいね。だから興味ある人は聴いて下さい。かわさきFMです。9時くらいから聴いてれば、多分、大丈夫!!!って、こんな時間に書いても、読んだ頃には、もうその時間過ぎてるかもね。遅くなってごめんさい。ここ最近のラジオでの宣伝はKRの斉藤リカ社長さまの御手引きです、リカさん、ありがとうございます。

これまでにチケット予約、チケット購入して下さった、沢山の皆さま、本当にありがとうござます。良い夏の思い出になりますよう、二つの座組み、心と力を合わせて励んでゆきますので、楽しみにお待ち下さい。

まだご予約されていない皆様、絶対に損はさせません。まだチケットも前日あります。少なくなってきている日もありますので、お早目のご予約お待ちしております。このページの下の方にチケットフォームがありますので、そこからご予約下さい。

よろしくお願い致します。



さて、キャスト紹介!

昨夜は『口紅を初めてさした夏』から3人紹介したから今夜は『夏の終わりを告げた手紙』から3人だよ!!!



DSC (163)
友澤宗秋

TOKYOハンバーグ初出演。然し、俺とは4年くらいの付き合いがある。昨夜紹介した藤田君と同じで、彼も俺の先輩の教え子。だから後輩のような感覚で接している。そして、その藤田君が演じる丸野元一役の7年後を演じる訳だ。友澤君はとっても面白い。稽古初期の頃は、彼を観ているだけで面白かった。こいつは売れるだろうなって思った。が、然し・・・ここ最近の稽古では、すっかり迷走している。いったい、どうなってしまうんだろうという不安を感じる。でも、俺は彼を信じている。もともと本当に面白い素質を持っている男だ、こんなところで扱けるはずがないじゃないか。この人は、カツゼツが悪い。とくに『ら行』が弱い。それが面白い時とムカつく時を混沌とさせる。それも彼の持ち味なのかもしれない。あと彼は歩き方に特徴がある。多分、人より膝を曲げずに歩いている。俺はその歩き方が結構好きなので、こっそり練習している。誰の前で披露するって訳でもないのに。あと彼は結構な数で色々な芝居を観に行くらしい。そういうところが彼の演劇を愛する気持ちだよね。俳優で多いのは、芝居が好きなのか自分が好きなのか認識していない人が多い。本当に芝居が好きなら、芝居の勉強をするだろう。でも自分が好きな人は自分が舞台の上で如何に輝くかだけを考える。まあ、それもありなんだろうけどね、でも、そういうのは芝居を観ていてわかるし、だいたい詰らない。彼の面白さは、彼が本当に芝居が好きという気持ちから生まれてくる面白さなんだと強く思う。ただ、頭に『ド』がつくマゾヒズムだけどな。つまりドMちゃんなのだ。


DSC (162)
松隈量

TOKYOハンバーグ初出演。松隈君も今公演のオーデションに受講して合格した俳優だ。彼はイケメン。そしてスタイルも良い。芝居も色っぽかったりする。でも、カツゼツが・・・然し、彼は着々と人物像を構築してゆくタイプの堅実な俳優。多分、女優陣からも人気があるんじゃないだろうか。俺からは不人気だけどな!嘘。松隈君は、とっても映像向きのビジュアルだけれど、芝居は完璧に舞台向き、だと思う。映像芝居も出来るんだろうけど、舞台をもっとやるべきだと彼の表現を観ていて感じる。良い芝居するんですよ、これがまた。休憩中は俺がふざけた話しかしないから何なんだけど、彼とはもっと真面目に話してみたいね。酒でも飲んで話してみたい。なんか10月にも舞台が決まっているらしいけど、その公演に出る理由が、劇場が近所だからだとか・・・おいおい、そんなんで人生の限られた時間を無駄に過ごしてしまったら、どうすんだと言いたいけれど、でも無駄だと思う事も無駄じゃなくなるんだよね。そしてその公演は素晴らしいかもしれないしね。あ、彼が今回のオーデションに応募してきた理由は前回公演の『愛、あるいは哀、それは相。』を観て応募しようと思ってくれたらしい。素直に嬉しいよね、演劇が出逢わせてくたと本当に思う。そんな松隈君は六郎役を気配り目配り心配りで演じてくれています。とっても良い感じです。


DSC (133)
佐藤衣里香

佐藤さんもTOKYOハンバーグ初出演。彼女はうちの正村徹と同じ芸能事務所にいたそうだ。つまり正村からの紹介です。彼女も前回公演の『愛、あるいは哀、それは相。』を観劇してくれたそうです。ありがとう!佐藤さんは美人です。スタイルも良くて声も可愛い。そして性格はおっとりしている。男は、こういうタイプにホント弱い。俺も弱い。が、然し、稽古中は『夏の終わりを告げた手紙』チームで俺に厳しくされている。もう、3回くらいは稽古中に泣いちゃった。別に怒鳴っていないし、意地悪もしていない。何で泣くんだ?と聞いたら『自分が一生懸命に努力しても大西さんに言われた事が出来ないからです』と言っていた。それで良いんだよ、自分がどれほどのものなのかを認めてゆくことが成長させる尤もな処方箋だよ。でも、最近は良くなってきた。良い表情してるからね。まだ、のんびりしている処もあるけれど、それも彼女の良さに変ってゆくのだと、ここ最近の稽古で感じた。そんな佐藤さんは菊子役を可憐に演じている。とっても可愛いお姉さんです。


キャスト紹介も12名消化したから、あと10名!なんだか俺のキャスト紹介は中々評判が良いらしいと自分で言っておこう。はっはっはっは。


さて、今日から劇場入りまで、俺はスタジオに10時前には入る。『口紅を初めてさした夏』の稽古が10時~15時半。1時間の休憩を取って16時半から22時まで『夏の終わりを告げた手紙』の稽古。24時間のうち半分の時間を演劇と向き合えるなんて、最高の日々だね、うん。最高過ぎて笑える、うん。こんな無茶苦茶な企画を立てて実行している自分に笑える、うん。アホだな~って笑える、うん。






201208チラシ表1 201208チラシ裏1



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『夏の夜空に咲く花』とキャスト紹介。



残す稽古も、一週間を切った。

両作品とも、今までに創ってきたものを壊す作業に入っている。思いっきり壊したい。そこから新しく生まれてくるものに触れたい、そんな心境だ。

俺は簡単に満足出来ない人間だし、執筆の時も、演出している時も変わらない。

劇場に入ってからも、千秋楽までダメを取るし、すべてが終わった時に、自分がやってきたことを振り返りたい。

反省も後悔も今までに何度も積み重ねてきた。
それはこれからも変わらない。

反省しても後悔はしない、なんて、よく言っている人がいるけれど、俺はそんなに都合よく物事を捉える事が出来ない人間だし、とくに自分が本気でやっていることなら尚更だ。
このまま終わって、後悔しないか?そう自問自答して毎日を過ごしてきたけれど、それでも後悔は必ずやってきた。

後悔のない人生こそ、後悔するんじゃないかとさへ俺は思ってしまう。

ただ、手抜きで後悔するとか、そういうのと俺が言っている後悔とは、まったく別物だと蓋し言える。

今日は『夏の終わりを告げた手紙』の終日稽古だった。そして、今から8時間後には『口紅を初めてさした夏』の終日稽古がある。明後日から劇場入りまで、俳優陣も休みなしの日々が続く。

少し疲れたけど、まだ大丈夫。




『夏の夜空に咲く花』


僕が生まれ育ったのは真っ暗な土のなか
寝ても覚めても一人ぼっちだった
でも食べ物には困らなかったよ
土の中にいっぱいあったから

ただ寂しかっただけだよ

ある日、何故だか地上に出たくなったんだ
だからがんばって土を掘った
掘ってもがいて土の外へ出た

大きな木が僕の目の前にあらわれた
この木を食べて生きてきたんだ

よし、この木に登ろう!

一番上まで登ろうと思ったけど
途中で疲れちゃったから一休みしたよ

気が付いたら僕の背中には羽があった
いつのまにか声もだせる
そして僕は青い空へ羽ばたいたんだ

僕ってすごいぞ
僕ってカッコイイぞ !
僕ってえらいぞ !
僕って生きてるぞ !

土の外には、仲間がたくさんいた
一人ぼっちじゃなかったんだ

大好きな君とも出会えた
君はとても優しかった
いっしょにいられるのが嬉しかった

君と二人で夜空に咲く花を見た
とてもキレイだ
本当に幸せな夜だ


土の外は最高だった・・・






でも最近、なんだか
うまく羽を動かす事ができなくなってきた
身体が重いんだ

一休みして、君に逢いに行こう
僕は力を振り絞って
いつも君がいる木へ羽ばたいた

でも君はいなかった
どこにもいなかった
僕は泣いた
大きな声で泣き叫んだ

泣く事にも疲れ果て
星の重力に引っぱられ
力つきて土の上に落ちた

土の上には君がいた
話しかけても返事がない
君はもう動かなくなっていた

僕は悲しいのに泣くことも出来なくなっていた
あんなにいっぱい泣いてたのに今はもう泣けないんだ

君の隣まであと少し
僕は命と引き換えに歩いた

君は土の中に
たまごを埋めていた
最後の力を振り絞って
僕たちのたまごを埋めてくれいてた

僕は幸せだった
最後の最後まで幸せだった
君と出会えて幸せだった




あの夏の夜空に咲いた花のように
僕らの命は刹那だけど

あの夏の夜空に咲いた花のように
僕らの命は何よりも輝いていたんだ






キャスト紹介

さあ、今夜は一気に6人いくぜ!
まずは『口紅を初めてさした夏』から3人!


DSC (26)
藤田大志

TOKYOハンバーグ初出演。俺とは4年くらい前からの知り合い。実は俺が演劇を学んだ研究所の先輩の教え子。藤田君の発表会的な公演で俺はスタッフとして携わった事がある。だから、俺の後輩的な感じでもあるのかな?彼はとても真面目。そして優しい。そしてよく笑う。然も、少し変態なのか?というような笑い。しわがら声。自転車で稽古場までくる。その距離、多分12,3キロ。そのせいか体重が8キロも落ちたとほざいていた。羨ましいじゃねえか。藤田君は不器用なタイプ。そして手を抜かない一生懸命なタイプ。全力でいくから、客観性を失う時が多々。然し、漸く、ここ数日でよくなってきた。彼を見ていると面白い。多分、こっそり努力をしているんだろう。そういうのは、表現に必ず出てくる。いや、努力とは表現に限らず、努力した分だけ必ず体をなす。もともと持っているものが面白いから、その努力を惜しまなければ、面白い俳優になると思う。今回の丸野元一役で、彼の未来が垣間見る事が出来るんじゃないだろうか。俺は、そう思う。彼のご両親は、彼に大きな志を抱けと、その名前を付けたんだと思う。本当に素敵な名前だと思う。でも、画像のスイカを持っている藤田君を見ると、大志という名前は、確実に名前負けしているだろうと誰もが思うだろう。俺も思う。でもでも、劇場での彼を見れば、名前負けしてるんじゃないの?という猜疑心は一瞬にして消えうせるだろう。うん、俺が言うんだから間違いない。




DSC (43)
鳥枝明弘

TOKYOハンバーグ初出演。彼は今回のオーデションに合格しての出演となった。合格の理由は顔が濃いからだ。ごめん、嘘だ。彼の表現はとてもリラックスしている。その瞬間に訪れる感覚というものを理解していれば、ちゃんと具現化させるだけの技術を持っている。演劇の経験よりも人生の経験を積んでゆくと、それを活かした表現が出来ると思う。演劇の経験なんて、やってれば誰でも積める。必要のないものも積んでしまう。そういうのは中々取れない垢みたいになって、表現をする過程で逆に邪魔になったりする。彼は若い。まだ23,4だったかな。そして早稲田大学を卒業している頭の賢い青年だ。勉強が出来る人間は、勉強の仕方をしっている。知識ばかりを詰め込んで頭でっかちになってしまう人もいるだろうけど、彼は行動派だ。そして柔軟な思考を持っている。お前、ホントに早稲田いってたの?と言いたくなるくらいに。つまり、オバカちゃんなのだ。でも、そのオバカちゃんは、とても良い。普段は荷上げという過酷な肉体労働で生活を送っている。そういうのも良い。苦労を知らない人間には苦労をしている人間の気持ちなど測り知ることは出来ないのだから。最近、50ccのエイプというオートバイを購入したらしい。今度、俺がコールを教えてやるから運転させろ。そんな鳥枝くんは戌井五郎役を軽い身のこなしで演じている、顔が濃いくせに。




DSC (3)
千葉亜弓

千葉ちゃんと呼んでる。TOKYOハンバーグ初出演。でも、俺との付き合いはハンバーグ4回目の公演の時からだったと思う。当日受付などを手伝ってくれていたのだ。そしてここ最近の公演でも制作としてTOKYOハンバーグを支えてくれていた。俺は千葉ちゃんを誰かに紹介する時に、必ずといって良いほど、こう言う。『千葉ちゃんは俺の秘蔵ッ子です』そう、俺の秘蔵ッ子なのだ。然し、今回は女優としてTOKYOハンバーグの舞台の立つ。だから秘蔵っ子ではなくなってしまった。それが少し寂しい。然し、その数100倍、彼女がTOKYOハンバーグの舞台に立つのが嬉しい。元々女優をやっていたそうだが、ここ数年は瞑想していたそうだ。復帰公演?になるのかは知らないが、彼女の芝居を見ていると、ああ、演劇が大好きなんだなっと思えて仕方がない。千葉ちゃんは小さい。チョコチョコと舞台を歩く。可愛らしい。ブランクのせいもあったのか、最初は中々、想いというものを表に出せなかったが、ここ最近は良くなり始めた。まだ時間はあるぞ、もっと良くなるぞ、そのために俺もバンバン要求するぞ!でも、彼女なら大丈夫。決してくじけたりしない。今までは制作という立場でTOKYOハンバーグと関わってきたけれど、今回は女優として。俺は彼女が女優ととしてTOKYOハンバーグに出演するについて、今までと今と、何か見る事や感じる事が変わったか、聞いてみたい。そのうち聞いてみよう。そんな千葉ちゃんは戌井沙耶香役を可愛らしく演じている。上で紹介した鳥枝君の演じる戌井五郎とは兄弟という設定だ。うん、段々と兄弟に見えてきた。あ、そんな千葉ちゃんはミスタードーナツが大好物らしい。


あと3人書こうかと思ったけど、眠くなってきたので、また明日。いや、明日は早くなるから書けないかも。だって、明後日に朝からラジオで宣伝してくるからさ。




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辛酸佳境


稽古場という空間、稽古という時間。


ただ芝居の練習をするだけの時間を稽古と片付けてしまうのでは非常に勿体無いような気がする。が、過去のTOKYOハンバーグ公演での稽古を振り返ってみると、どうだったろうか?

今日は稽古後、家に帰ってからずっとそんな事ばかりを考えている。

自分の出ないシーンでも自分に関係があるし、稽古場や楽屋での在り方は舞台に露出する。自分以外の人がいるという事を稽古場でも楽屋でも、本番中でも忘れてはいけない。日常ではデフォルトだ。

稽古は稽古を意識するのではなく本番を意識しなければいけない。何故ならば、本番を観に来てくれる人がいるからだ。それは上手いとか下手とかそういう問題ではない。

意識の問題だ。

役者が上手いとか、戯曲が素晴らしいとか、演出が芸術的とか、それらは確かに関心する。だけど感心はしない。心に迫ったりはしない。

じゃあ、何が心に迫るのか。

それを追求探求するのが稽古場だ。丁寧に重ねてゆくことが大切だ。怠惰なものは表現に出てしまう。逆に丁寧なことも表現に出る。さっきも言ったように、自分の出ていないシーンの時の自分、稽古場や楽屋での自分が、自分の芝居に出てくる。それが演劇の恐いところでもあり、面白いところでもある。

それは良い子ちゃんとか、優等生とか、そんな意味じゃない。
そんな事を言い出したら、俺なんて・・・

ちょっとした事が、ちょっとやそっとじゃない事に変化してゆく。難しい事が楽しい事に変化してゆく。活かされている事が生きている事に変化してゆく。変化が生じる瞬間を生み出すのが稽古だ。

劇場入りまで、あと9日。

まさに両座組とも辛酸佳境に入った。
俳優たちの表情も煩悩の数だけある。


稽古の話よりも、最近、まったく女の子にモテなくなってしまった。それはガールズハンターだった俺にとって悲観的になる原因で、客観的に考えると、そんな事で感傷に浸る俺は、まだまだ余裕ありだという主観に溺れてしまう。







キャスト紹介

DSC (11)
小泉里於


TOKYOハンバーグ3回目の出演になる有望な若手だ。普段は牛乳配達をしながらバーテンダーもやっている。サルサ?だったかな、ダンスもやっている。バンド活動もやっていて、ベースを弾くらしい。カラオケに行ったら、ねちっこい歌い方を披露していた。今時の若人だ。然し、TOKYOハンバーグの稽古場にも段々慣れてきたせいか、稽古に遅刻してくる。遅刻寸前で稽古場にやってくる。忙しない日常の中で疲労困憊なのかもしれないが、そういうスタンスが芝居に出始めた。若いから叱ると拗ねる。褒めると勘違いする。だから、ちゃんと向き合って彼とコミュニケーションを取ろうとする。すると、可愛らしい笑顔で嬉しそうに返事をする。彼には表現の才能がある。然し、それを生かすも殺すも己のスタンスだということを認識してほしい。まだ21,2歳だったかな?俺のその頃とは雲泥の差なんだから、勿体無い。でも、俺のその頃の方がイケメンだったかな、はっはっはっは。『口紅を初めてさした夏』の初演時にTOKYOハンバーグメンバーの正村が演じた酒屋のケンちゃん役を小泉里於がフットワーク良く演じている。もっと面白くなると信じたい。今度、俺に牛乳よこせ。



DSC (138)
正村徹

TOKYOハンバーグメンバーであり、一児のパパでもあり、心優しい男。激しく不器用で芝居は下手なタイプ。でも、彼の本番に乗せる表現は、いつも心を奪われる。『蟻の巣』の時も『月光の在り処』の時も『口紅を初めてさした夏』の初演時の時も『のぞまれずさずかれずあるもの』の時も『百光年の詩』の時も、そして前回上演した『愛、あるいは哀、それは相。』の時も。スタートが遅いから、足を引っ張るが、うさぎと亀で例えると、亀。今日の稽古で、やっと変化が生まれて、俺は安心している。不器用といったが、ハンバーグのPVは、いつも正村が作成している。今回の二つのPVも正村が作成した。不器用なのに?正村はその分、いつも努力を重ねる。本当に努力家だ。そして直ぐに泣く。最高に素敵な野郎だ。俺と同い年という事もあって、芝居以外の話も色々とする。彼は東京生まれ東京育ち。俺は三重生まれ、三重育ち。それなのに、子どもの頃から、ずっと何かをして遊び、学んできたような感覚がある。彼は俺の親友でもある。そして良き相談者でもある。稽古場でも目配り気配り心配りを欠かさない。いや、欠けている時もあるけれど、そういう意識を持って演劇と対峙している。もっともっと素敵な俳優になると思う。そのために俺も、もっと頑張りたくなる。今回は『口紅を初めてさした夏』の7年後を描いた『夏の終わりを告げた手紙』で、初演時に演じた酒屋のケンちゃんの7年後を演じている。愛嬌たっぷりのケンちゃんを精一杯演じている。




201208チラシ表1 201208チラシ裏1



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『今』とキャスト紹介。






今日は13時から17時まで『夏の終わりを告げた手紙』の稽古。その後、1時間の休憩を取り18時から22時まで『口紅を初めてさした夏』の稽古だった。

これまでに『夏の終わりを告げた手紙』の方は二回ほど通し稽古をやっている。一回目と二回目を比較すると、不足しているシーンも段々と補えるようになったが、現段階までの状況は、はっきり言えば、俺が演出という立場で『造った芝居』だ。ここからは俳優達が、お互いを信じ合って『生まれた芝居』にしなければいけない。厳密にいうと、これからが正真正銘の正念場なのである。その認識を稽古場という空間で俺を含めた全員が共通に抱かなければ、そこそこの芝居で終わってしまう。

そーんなのーは、いーやだ。

『生まれた芝居』とは一瞬に咲き、次の瞬間には散ってしまう。儚く尊い出来事。まるで夜空に咲く花火のような。ね。眼が離せないでしょ。それを連続させることで、俺の愛すべき演劇となる。

俳優が演じる人物の、戯曲書かれている部分から想像させる戯曲に書かれていない部分までの心情というものをしっかりと築き、それを基盤として踏まえたうえで、目の前で起こる出来事や他人の言動、行動から影響されて抱く感情、そこから働く思考を具現化させてこそ存在というもになってゆく。

その存在こそが表現だと俺は認識している。

思考とはその人物の状況と心境から『今』をどうあるべきか考えること。
感情とはその人物の周りで起こっている事や他者から何らかの影響を受けた『今』を感じること。
心情とはその人物の心の中で『今』思っていること。

『今』に直結させることが俳優のやらなければならない業と認識している。

これは両座組みのすべての俳優に求めるし、そこに比重を置いて、俺は全員を追いつめる。そのうち嫌われてしまうかもしれないけれど、好かれたくて演劇をやっている訳ではない。

俺が『今』を生きるためだ。

授かった命は、やっぱり借り物。社会という大きな渦で生かされる中、俺は生きる意識を抱いて本当にやりたい演劇と対峙している。いつまでも子どもみたいなオバカちゃんなのだ。

さて、『口紅を初めてさした夏』の稽古では、初の通しを行った。問題が山積みだ。修正点は沢山ある。でも、ポジティブに考えると、収穫が大漁だったということになる。姿勢のバラつきは感じるが、若手にはスタンスというものも教えてあげたいし、ベテランには忘れかけた情熱を再び灯して頂きたい。

それでも今日の通しは座組み全体のポテンシャルを感じるものだった。日付も変わり、8時間後にはスタジオに入る。終日で『口紅を初めてさした夏』の稽古だ。今日、取ったダメ出しを元に抜きで不足しているシーンの小返しをして、二回目の通しに挑みたい。



今日の稽古場で両座組みの皆に言った言葉。

『今』を闘えない奴に『明日』を語る資格はない。

実は、これ、ロベルト・バッジョの言葉なんだよね、みんなに言った後に思いだしたのさ。





キャスト紹介

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羽川卓

先日53歳の誕生日を迎えたお父さん。年頃の娘さん2人と良き理解者である奥様の4人家族。大学卒業後、ご両親が経営する寿司屋で見習い、そのまま二代目となって20数年、寿司職人として家族を守ってきた漢。然し、その漢は、ある日、ある時、ある瞬間、我が人生を振り返った。父親としての責任も8,9割果たした。天変地異が起こらない限り眼を閉じていても10割達成は確実だ。俺はこのまま人生を終わってしまうのか・・・いや、何か本気で没頭するものに出逢いたい。青春時代、何かに心燃やした自分にもう一度出会いたい。新聞の隅に記載されたシニアタレント養成所の切り抜きに清水寺の舞台から飛び降りる覚悟で応募。数年通い、心ある人の縁で俺と出会った。稽古場には若い衆よりも早くに来て自身が出演する『口紅を初めてさした夏』の登場人物、佐野課長の心の準備をする。もう一つの自分が出演しない『夏の終わりを告げた手紙』の稽古を逸早く見学した。実直なタイプ。然し、遊び心をどこかで持っている。俺からは癒し系親父と呼ばれている。先日、差し入れで頂いた「うまい棒」を生まれて初めて食べる。半世紀生きた漢は稽古中に誰よりも少年のような瞳をしている。53度目の夏の候、羽川卓は青春時代真っただ中なのでR。




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長澤美紀子

長澤さんと呼ぶ。ミキちゃんと呼ぶ時もある。おい、コラ、そこの、貴様。と呼ぶ時もある。2009年に上演した『月光の在り処』の出演者オーデションが長澤さんと俺との出会いだった。それから今回に至るまでレギュラーのようにTOKYOハンバーグに出演してきた。今回で5度目の出演。並びに6度目の出演。何故ならば、この二本立て企画の両作品に唯一出演するからだ。初演時の『口紅を初めてさした夏』にも出演していて、今回も2年前に演じた神崎由美役に奮闘している。『夏の終わりを告げた手紙』でも同じく神崎由美役だ。だからこそ、長澤美紀子にしか出来ないことを俺は求める。本人と、本人が受け入れた環境だからこそ出来る業を。俺は期待している。一年ほどTOKYOハンバーグから離れていたけれど、再びハンバーグの舞台に出る事に喜びを感じてくれているようで、俺は素直に嬉しい。ミキちゃんは、すぐに泣く。感受性が強いのか、それとも単に涙腺が緩いだけなのか。今までも稽古場で何度か泣いているのを目撃している。全部、俺のせいになる。困る。でも、俺としては思いっきり泣かしてやろうと思う時は、俺が女優としての長澤さんに本気で向き合っている時だ。でも彼女は女優としては中々泣いてくれない。いつも泣いている姿は、心優しい女性としての涙だ。俺は、そんな長澤さんが少し好きだ。綺麗な顔立ちをクシャクシャにして泣いている時は、こっちが泣きそうだった、面白すぎて。今稽古場では、俺と同じで毎日13時から22時までいっしょにいる訳だ。そろそろ俺の顔を見るのが嫌になってくる頃か?それとも俺が先に?俺としては、長澤さんがいる稽古場は明るい、そして賑やか、そして食べてばっか。みんなから愛されている長澤さん、これは彼女の人徳。それが、たまに芝居でも出てくる。今回は、まだ出てこない。これからだね、今まで以上に彼女を輝かせるのが俺の仕事。例えば嫌われても。長澤美紀子の素敵なところは沢山あるけれど、一つ言うとするならば、戯曲の世界で本当に生きようと無様になるところ。それは誰も真似出来ない、素敵なところ。

※写真が2枚あるのは、二つの作品に出てるから、その分、写真もいっぱいあって、そういう意味で。



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愛すべき存在。


やはり、自分が描く人物には、自分が生まれてから今日までに知った『愛情』という目に見えない感情が自然と植え付けられるものだ。

2年前、清水蓮という10歳の少女が軸となる戯曲を書いた。そして、今回その少女が17歳になった戯曲を書いた。

もう、自分の娘のようだ。

生憎、俺は独身で子どもなんていないのに、我が子のように思えて仕方がない。現実で子育てをされている方々からしたら、俺のこの気持ちは温(ぬる)いものに聞こえてしまうかもしれないけれど、それでも、我が子を持ったとしたら・・・その時の自分を垣間見ているような気分だ。

俺は子どもが好きだ。自分がこの歳になってもガキみたいな性質を持っているからなのかもしれない。子どもは純粋だ。眼が綺麗だ。発想も想像も痛く可愛い。そして未来に生きる。

どんな子どもでも、生きている限り、やがて大人になってゆく。どんな大人になってしまうか、それはどんな子ども時代を過ごしたかで決まってゆくだろう。


演劇に社会や時代を再生する力があるのなら、未来を想像させる力もあるはずだと信じている。それは100年後でも1000年後の未来でもいい。でも俺は、今回の二つの作品で、身近な子どもたちの未来を想像したい。

それが執筆経緯だ。

子どもは、よく大人たちを見ている。自分が本当にガキだった頃、こんな大人にはなりたくないなぁと大人を見ていたものだ。だから、なりたくない大人には、なっていない。でも、立派な大人かといえば、自分自身理解に苦しむ。然し、息を吐くように嘘を付く昨今の政治家や滋賀で問題になっている教育現場の教師たちのような、自分の身を守るためだけに必死になるような大人ではないと思う。

子どもは我が子だけではない。他人の子どもでも、子どもは子ども。




10歳の清水蓮を斉藤花菜が演じ、17歳の清水蓮を光籐依里が演じる。

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斉藤花菜

小学5年生。TOKYOハンバーグ初出演。手足が長い、今時の女の子。稽古中、今までハンバーグに出演してきた子役よりも、俺に厳しくされている。花菜の瞳を見ていると、何故だか、蓮の瞳に見えてくる。とても感受性が強く、でも、まだそれを表に出せないでいる。一日の稽古の間で、一瞬だけ見せてくれる彼女の感性に、俺はいつも心を奪われそうになる。でも、一瞬で消えてしまう。儚い。この一瞬を連続させる事が出来るようになったら、彼女はとんでもない表現者になるんじゃないかと思う。でも、まだ子ども。だから集中力が散漫。それは仕方ない。まだ子どもだから。でも俺は甘やかさない。稽古場で欠伸をしようものなら『次、欠伸をしたら、頭から水をかけるぞ』と真面目な顔をして俺は言う。本当は優しくしたいけれど、俺は彼女を蓮として舞台の上に乗せるのが仕事。躍動的に、言葉も肉体化させ、舞台の上で鼓動を鳴らすために、俺は厳しく接する。『口紅を初めてさした夏』を観て下さる方は、彼女の生命の尊さに心を奪われるだろう、俺は予言する。


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光籐依里

高校3年生。TOKYOハンバーグ3回目の出演。今時の女子高生という感じがしない。いや、友達の前ではキャピキャピしているのかもしれないが、稽古場では女優の顔をしている。TOKYOハンバーグワークショップにも3期通った。謂わば、俺の教え子でもある。彼女は感性で芝居をする。だから見ていて飽きない。もっと見たくなる。もっと育てたくなる。思春期、彼女を取り巻く色々な事が、精神を不安定にさせた時もあったが、今は凛としている。等身大で蓮を演じている。多分、今、物凄く成長をしている。だから、俺は更に無理難題を求める。彼女はそれに応えようと必死だ。面白い。光藤は頑固。そして愛想笑いもよくする。あまり言葉を持たない。でも、ちゃんとした理念を持っている。自分に厳しく他人優しい、それは損な性質でもあり、中々真似のできない素敵なアイデンティティーでもある。もう子どもでもない、大人って訳でもないけれど。その二度と帰って来ない青春時代を表現に没頭している。『夏の終わりを告げた手紙』を観て下さる方は、彼女の演じる蓮に言葉に出来ない気持ちが芽生えると、俺は予言する。




これまでに、チケットご予約を頂いた皆様、本当にありがとうございます。とても身の引き締まる思いです。

今、俺の未来は、この今がそうです。8月の公演以降、ハンバーグでの予定はありません。依頼された仕事はしますが、それはやはり依頼。俺自身から生まれてくる物作りは、今回を見逃したら、当分ないかもしれません。

だからって訳でもないのですが、やっぱり沢山の人に観てほしい『口紅を初めてさした夏』と『夏の終わりを告げた手紙』です。

演劇の世界に足を突っ込んで14年。今、俺は、これが最後という気持ちで毎日を過ごしています。だから、尊いんです。稽古場にいる時間も稽古中も、そこにいる俳優といっしょに過ごす時間も、朝、目覚めてから夜、眠りに着くまで。夢の中でも稽古の夢をみます。

観に来て下さい。
TOKYOハンバーグが織り成す、夏の物語を。






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生きていることの喜びを想像していたい。



『書くことは苦しい。』

同時に嬉しい。そして命を削っているような感覚にも陥る。削った分だけ今を凛々しく生きているような心地にもなる。




『今日も終日稽古だった。』

昨夜、やっと『夏の終わりを告げた手紙』を脱稿した。出演者に最後のシーンを渡して、読んで、声に出させて、夜の稽古では立たせた。本来なら、少し強引なんだけど、今回に関しては何故だか、そう感じない。そう感じないのは俺だけかもしれないけれど、でも感じない。感じているのは『出来る』それだけ。

明日は、早速、初の通し稽古(最初から最後まで一度も止めないで本番通りやる稽古)に挑む。これも強引なのかもしれない。けど、そう感じないから通してみようと思ったわけで。そして感じているのは『心』それだけ。

みんなの心が立体化され、俺は何を思うのだろう。そう考えると、いつも空前絶後の心境になる。そりゃそうだ、だって、いつもいつも挑戦しているわけだし、その勝負には勝ち負けよりも、闘うというところに大きな意義と意味を持ち、そこに生きていることの尊さを改めて知る。




『稽古場には魑魅魍魎が潜む。』

それは、その空間にいる一人一人の心に潜む。俺の中にも存在している。闘って負けてもいい。でも逃げたら終わり。何度何度も闘う。己の弱い部分と闘う。闘わなくてよくなる時まで闘い続ける。もう、俺は何度も負けた。それを認めたうえで、また闘う。今も闘っている。でも逃げたりはしない。逃げたら終わりだということを削った命の分だけ知っているからだ。だから今の俺は強い。何も怖くない。怖いのは罰金と借金くらいだ。




『生まれる芝居がみたい。』

まだまだ生まれてこない芝居、早く、その瞬間が見たい。自分の描いた世界で生きる、虚構の人物たちに命が吹き込まれる瞬間が見たい。そして育てたい、育ててほしい、生きているということを感じてほしい。残された時間、一日一日の稽古、一瞬一秒の呼吸、それらは全部、一日一生。




『一事が万事。』

8年前に死んだ俺の師匠が何度も言ってた。その言葉を強く感じる、今日この頃。日付が変わり、今日も昼前には稽古場に行く。今は、苦しもう、苦しみもがき、のた打ち回って、生みの喜びを待とう。みんな色々なことに気を配り、目を配り、心を配る。それを実らせるのが俺の仕事で、もっともっと踏ん張らなくては。




『稽古の帰り、夜空を見上げる。』

月が皓々と存在する。どうして、あんなにも輝いているのだろう。小さい頃、疑問に思った自分は、今でも同じ疑問を抱えている。大人になる途中で、知識として太陽の光を反射しているのを知った。海だって陽光月光を乱反射させる。月は、あんなにも遠くにいるのに、その距離を感じさせないほどに光っている。









『俺は、もっと疲れたい』

動けなくなるまで、疲れたい。呼吸がなくなって、心臓も止まって、そのくらいまで疲れたい。だから、もっともっとやる。世界とか時代とか、そんなメマグルシイ現実の中で精一杯に生きていたい。

俺は、もっと疲れたい。
くだらない事では疲れたくない。

常識とか、一般的とか、誰が作ったか知らないけれど、そんな窮屈な現実の毎日で生きていることの喜びを想像していたい。



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