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衝動が生まれてくる様に


先日より始まったTOKYOハンバーグ初の3ヵ月間ワークショップ。

実のところ過去に単発的なワークショップは何度か行っている。6回目の公演『月光の在り処』ではワークショップオーデションを二日間に渡り開催した事もあった。しかし今回と過去に行ってきたワークショップの大きな相違は、やはり期間と内容だ。

3ヵ月間で計11回。しっかりとしたカリキュラムを自分の経験と実感の中から組んだ。役者のレベルアップは勿論、スキルというものを具体的に向上させてゆく。

初日のメニューは、まず今回のワークショップの経緯と概要を説明してからストレッチング、ブラジル体操。そして『見る』という事に比重を置いたゲーム。最後はエチュード。

台本というものがあり、その台本には台詞が書かれていて、役者はその台詞を覚えれば芝居は最後まで進む訳だが、それが恐い。台詞を間違えなければ良いという訳ではないからだ。同じ台詞でも、そこに感情があるかないかでは、まったく違う台詞に聞こえる。そしてその様も違うだろう。それは台詞の言い方ではない。その瞬間に生まれた感覚から言葉を発してほしいのだ。

その瞬間。一瞬間。儚さ。

それが、凄く難しい。予め用意しておいた感情ではダメ。そのシーンに合わせた感情でもダメ。その瞬間に生まれる感情こそ、観る人の心を奪う。しかし、そのシーンは次の瞬間には消え、新しいシーンに進んでいる。まるで夜空に咲く花火のように尊くなければ、そこを目指したい。

そのためには、準備が必要だ。自分の経験、想像力、それらに関する勉強。これらは役を演じるのなら当たり前の事なんだけれど、その当たり前の事を発揮出来る自分であるかどうか、そのためにトレーニングが必要だと思うのだ。







ワークショップと稽古は別ものだ。

※稽古とは本番に向けての行動である。本番に向けて演劇を『積み重ね』劇場へ芝居を持ってゆき、上演に到る。観る人からチケットを買って頂き、積み重ねた事を披露する。観る人は払ったお金の分、もしくはそれ以上の何かを舞台上に求める。だから公演に向けての稽古の場合、俺は厳しくなる。怠惰であろうものなら年上だろうと女性だろうと容赦なく指摘する。

稽古の時、たまに【私なら、こう言わない。僕なら、こんな事をしない】なんて言ってくれる人もいる。しかし観る人は、演じる役者個人の発言や行動を観に来るのではなく、演じる役者の演じている『登場人物』の発言や行動を観に来る。役者も人間だから本人の感情やプライドがある。俺はそれらを無視して演出を進める。公演に向けての稽古とは役者のトレーニングする場ではない。そして役者の演技、作品の立体化、演劇をより良くするためにも、あらゆる方法を繰り出してゆく。だから俺を恐がる人がたまにいる。

めっちゃ優しいのに。


※ワークショップとは、本番に向けて演劇を『積み重ね』る事が出来るようになるためのトレーニングだ。だから失敗を恐れずに、どんどん失敗してほしい。失敗というのは何かにチャレンジするからこそ生まれる事だと思う。だからどんどんチャレンジしてほしいのだ。心を開く事に恐れないで安心してプレイしてほしいのだ。だからといって、時間つぶし的なのは困るし、馴れ合いも困る。本気のチャレンジでの失敗を繰り返して成長するのだ。そして本気の人の失敗を受け入れるられるワークショップでありたい。例えばリアリティーがなくても、まずは躊躇を取りたい。ワークショップ初日は、参加者も大声で笑っては失敗を恥ずかしがり、それでも色々な事に挑戦していたよ。

躊躇しないで大胆不敵に!

躊躇というのが役者自身の最大の敵ではなかろうか?やはり自分自身に打ち勝つ事が成長なんだと思うし、その躊躇が警戒心や緊張になって、心と身体を解放出来なくしてしまう。萎縮して自由を奪い、何も感じなくなる。そのためにリラックスしなければならないのだが、いきなりリラックスしろと言われて頭の中でリラックスと連呼しても、本当にリラックスなんて出来るだろうか?

リラックス出来ていれば冒頭で書いた『見る』という事に比重を置いたゲームで理解できる事がある。

『見る』ことにより影響されて感情が生まれる。

それは『聴く』事でも同じなんだけど、まずは『見る』事からワークショップは始まった訳で、もっと衝動が生まれてくる様に今後も進めてゆきたい。そして、俺がすご~く優しくて、お茶目な人間である事を知ってもらいたい。

毎週木曜日、目黒区の施設でやっているので興味のある方は、参加したら良いよ~!MAIL:info@tokyohamburg.comここにメールくれればOKです!




話は変わり、先日、電子書籍の依頼を受け、書く事になった。戯曲ではなく小説だ。色々な切り口があるから、そこら辺は変な拘りやプライドを持たずに、自分の描く世界を発表してゆきたい。詳細は追々アップしてゆくつもりだがタイトルだけ先に。

『カリソメノハテ』

あれ?これって・・・って思っている人いるよね。
『髪結う時』も改稿に入っているし、人生のハッピーBOXも探さなくちゃ!

そーいえば『髪結う時』のキャストは若干オーデションするかもかも。


TOKYOハンバーグ公式サイト

コメント

  • 2011/01/18 (Tue) 02:06
    ごぶさたしてます(^_^;)

    ここのところ『蟻の巣』以来全く観に行けてなくてすみません<(_ _)>
    年が明けてやっと仕事に余裕が見えてきました(´。`)
    今年は観に行けそうです!

    稽古日記も久々に覗きました(^_^;)

    さっそく気になったのでコメント。

    >しかし観る人は、演じる役者個人の発言や行動を観に来るのではなく、演じる役者の演じている『登場人物』の発言や行動を観に来る。

    自分の場合、知ってる役者さんの時は、演じる役者らしい発言や行動も期待しちゃいます(^_^;)
    内容からかけ離れてるのはダメですけど、ニュアンス的な所のその役者さんの色を期待しちゃいます。

    誰でも同じじゃない所に生身の人が演じる、アニメなどにはない魅力を感じます(o^^o)

    ん~、コメ書いてて同じ事を言ってるような気がしてきた(^_^;)

    とにかく、今年はまた観に行きます!

  • 2011/01/18 (Tue) 15:16
    おひさしぶりです。

    まったくまったく連絡が連絡がなかったものですから、生存の心配を生存の心配をしておりました。

    『蟻の巣』から・・・

    あの頃とは出演している役者もガラッと変わっりましたよ。

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